言語聴覚士の教室

言語聴覚士(ST)はまだまだ発展途上の資格で参考書や問題集が少ないので,国家試験で必要な知識などを紹介していきます(*^-^*)

言語聴覚士模擬問題

こんにちは,ハルカツです.

今回は問題をとにかく解きたい!という意識の高い方のために言語聴覚士模擬問題を紹介します.

 

私も国家試験前は問題を解きたくて解きたくて仕方なかったです!笑

そうは言っても過去問も21回分しかないですし,第1回と第21回では内容が全然違うんですよ!!!!!

問題の傾向についていくのも大切ですよ

 

さて,やっていきましょうか~!

答えは見えるところにあるとついつい目に入るので下にまとめて出しておきますね(^^)

 

 

 


第1問 意味ネットワークが成立するのはいつか
1 2歳前半
2 2歳後半~3歳前半
3 3歳後半~4歳代
4 5~6歳
5 6歳以降

 

 

 

第2問 3歳の子どもに適切でないのはどれか
1 KIDS
2 乳幼児精神発達診断検査
3 LCスケール
4 WPPSI知能診断検査
5 KABC-Ⅱ

 

 

 

第3問 自閉症の検査に含まれないのはどれか
1 CARS
2 RAN
3 ADOS
4 PEP-Ⅲ
5 M-CHAT

 

 

 

第4問 DN-CASに含まれないのはどれか
1 同時処理
2 注意
3 ワーキングメモリ
4 継時処理
5 プランニング

 

 

 

第5問 WISC-Ⅳに含まれないのはどれか
1 WMI
2 PSI
3 VCI
4 PRI
5 VRA

 

 

 

第6問 下位検査に「絵の概念」が含まれているのはどれか
1 WISC-Ⅳ
2 KABC-Ⅱ
3 DN-CAS
4 KIDS
5 LCスケール

 

 

 

第7問 正しい組合せはどれか
1 新版K式発達検査       - 知能検査
2 KIDS             - 間接質問紙
3 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 - 4つの指標
4 DENVERⅡ          - PASS理論
5 DN-CAS           - 学習尺度

 

 

 

第8問 問題項目が年齢段階ごとに構成されているのはどれか
1 田中ビネー知能検査Ⅴ
2 WPPSI知能診断検査
3 乳幼児精神発達診断検査
4  KABC-Ⅱ
5  WISC-Ⅳ

 

 

 

第9問 KABC-Ⅱの下位検査はどれか
a 積み木模様
b 語の配列
c 近道さがし
d 語の学習
e 行列推理
1.abc 2.abe 3.ade 4.bcd 5.cde

 

 

 

第10問 KABC-Ⅱの下位検査項目で誤っている組合せはどれか
1 数唱    – 聴覚的短期記憶
2 なぞなぞ  – 長期記憶
3 模様の構成 – 流動性知能
4 語の配列  - 聴覚的短期記憶
5 近道さがし – 構成能力

 

 

 

 

 

 

<答え>

第1問 3 

これは質問応答関係検査が解く鍵になります

現前(その場のことなら言える)→2歳前半

自己経験・連想(自分が経験したことなら言える)→2歳後半~3歳前半

意味ネットワーク成立(意味的に同じのものどうしの繋がりがわかる)→3歳後半~4歳代

メタコミュニケーション(会話を評価して話す)→5~6歳

 

 

第2問 4

WPPSI知能診断検査の適応年齢は3歳10か月~7歳1か月

ちなみに2017年に発行されたWPPSI-Ⅲの適応年齢は2歳6か月~7歳3か月

適応年齢は確実に点数が取れるところなので,もう完璧に丸覚えしましょう.

語呂合わせで覚えるのがいいですよ!

 

 

第3問 2

RANはラピットネーミングテストといいます.学習障害の子が適応になります.

自閉症の子の検査は名前を覚えるだけで国家試験は対応できると思います.

 

 

第4問 3

ワーキングメモリが含まれるのはWISC-Ⅳなので誤りです.

 

 

第5問 5

言語理解(VCI)・知覚推理(PRI)・ワーキングメモリ(WMI)・処理速度(PSI)の4種類ですね.

英語も日本語も覚えておくと役に立ちます.

VRAはちなみに視覚強化式聴力検査です.

 

 

第6問 1

下位検査については忘れやすいので国家試験の直前に覚えてもいいと思います.

 

 

第7問 2

検査の特徴はざっくりと覚えるだけでも選択肢が絞れます.

 

 

第8問 1

 

 

第9問 4

 

 

第10問 5

KABC-Ⅱの下位検査項目は自分で絵を書いて名前と内容を頭に入れるようにしていました.

KABC-Ⅱや新版K式,WISC-Ⅳは内容も聞かれることが多いので,詳しいところまで覚えておいたほうがいいと思います.

 

 

 

 

 

どうでしたか?

今回は小児分野の中でも検査に絞った問題です.

これは私の匙加減ですが,5月の段階では5問ぐらい正解してたら相当知識があるのかな~と思います.

「ナニコレ?シラナイヨ」という内容は付箋に書き込んで国家試験対策の参考書に貼り付けていると忘れたときに見返せるのでおすすめです.

 

実習で小児の施設などにいった学生さんは国家試験の問題についてクラスメイトに解説を求められることが出てくると思うので覚悟して勉強しましょう!笑

反対に成人しか実習に行っていない人はいっぱい小児の施設にいったクラスメイトに教えてもらいましょう(*^-^*)

私も「小児のことならこの人!」と決めていっぱい教えてもらいましたよ!

 

 

これからも続々と問題を更新していこうと考えていますが,それでも物足りない方は大きい本屋さんに行ってみましょう!

私は実習中でも国家試験前でも物足りなくなったときはとりあえず本屋さんに行っていました.

PT・OT国家試験共通問題 でるもん・でたもん〔臨床医学〕

PT・OT国家試験共通問題 でるもん・でたもん〔臨床医学〕

 

これはPT・OTの参考書なのですが(いつもSTは仲間に入れてもらえませんね),STと共通する科目も多いですよ.

共通科目としては病理学・神経内科学(ギランバレー症候群など)・内科学・精神医学・臨床心理学・リハビリテーション概論です.

この参考書は『臨床医学』ですが,『基礎医学』というものあります.『基礎医学』の方は腕の筋肉だとかSTには理解できない内容ばかりなので注意してくださいね!笑

難易度的にはSTの国家試験より簡単に感じましたが,問われ方が少し違います.

もし過去問だけでは物足りない人は本屋さんで立ち読みしながら解いてみてください.

 

 

 

次回!

言語聴覚士国家試験対策〇×問題】