言語聴覚士国家試験対策〇×問題
こんにちはハルカツです.
勉強の調子はいかがでしょうか!私はやや停滞気味ですね…笑
今回は【言語聴覚士国家試験対策〇×問題】です!!
教科は呼吸器です☺
たくさんありますが,多すぎてもやる気がなくなると思うので25問に絞ってあります。
さて,やっていきましょうか!
1 左主気管支の角度は約25度である →
2 胸壁の内側を壁側胸膜という →
3 気管は約16~20個の軟骨輪からなり,約5cmである →
4 肋骨と胸椎は軟骨で結合している →
5 胸骨と肋骨は軟骨で結合している →
6 肋骨はすべての対が胸骨と結合している →
7 内呼吸は約200mlのО₂を消費し,200mlのCO₂を産出する →
8 大気中の組成で最も多いのは窒素で約76%をしめ,酸素は約21%を占める →
9 酸素は約5%が体内に取り込まれる →
10 体に取り込まれた二酸化炭素は呼気時にすべて体外に排出される →
11 肺気腫や肺線維症によって肺活量は低下する →
12 一分間の分時換気量は8~10Lである →
13 拘束性障害によって予備吸気量は減少する →
14 最大換気量は拘束性障害で低下する →
15 残気量は拘束性障害で低下する →
16 肺胞内のガス交換に預からない部分を解剖学的死腔という →
17 内肋骨筋骨間部が関与するのは呼気時である →
18 横隔神経は第3~5頸神経支配である →
19 肋骨神経は頸神経支配である →
20 安静呼気のメカニズムで肺内圧が陽圧になったあとに肺内の空気が急速に呼出することをボイルの法則という →
21 呼吸中枢は視床下部である →
22 安静呼吸の呼気では筋肉は関与しない →
23 普通話声における呼気圧(声門下圧)は100~200㍲㎩である →
24 持続発声時の呼気流率は100~200ml/秒である →
25 横隔膜の運動を中心として行う呼吸様式を複式呼吸という →
お疲れ様でした。
手ごたえはどうでしょう!
以下,答えになります!
1 左主気管支の角度は約25度である → ×(約50度)
2 胸壁の内側を壁側胸膜という → 〇
3 気管は約16~20個の軟骨輪からなり,約5cmである → ×(約10cm)
4 肋骨と胸椎は軟骨で結合している → ×(関節)
5 胸骨と肋骨は軟骨で結合している → 〇
6 肋骨はすべての対が胸骨と結合している → ×(下の2~3対は結合せず,そのうえの3~4対は合流して結合)
7 内呼吸は約200mlのО₂を消費し,200mlのCO₂を産出する → ×(約250mlのО₂を消費し,200mlのCO₂を産出)
8 大気中の組成で最も多いのは窒素で約76%をしめ,酸素は約21%を占める → 〇
9 酸素は約5%が体内に取り込まれる →〇(取り込むのが21%-体内に取り込まれる5%=呼気成分の酸素16%)
10 体に取り込まれた二酸化炭素は呼気時にすべて体外に排出される → ×(一定の二酸化炭素が血液中にふくまれ,体内を循環する)
11 肺気腫や肺線維症によって肺活量は低下する → 〇
12 一分間の分時換気量は8~10Lである → 〇
13 拘束性障害によって予備吸気量は減少する → 〇
14 最大換気量は拘束性障害で低下する → ×(閉塞性障害)
15 残気量は拘束性障害で低下する → ×(閉塞性障害)
16 肺胞内のガス交換に預からない部分を解剖学的死腔という → ×(問題文は肺胞死腔,解剖学的死腔は上気道から終末気管支まで)
17 内肋骨筋骨間部が関与するのは呼気時である → 〇(内肋骨筋軟骨間部は吸気時に関与)
18 横隔神経は第3~5頸神経支配である → 〇
19 肋骨神経は頸神経支配である → ×(胸神経)
20 安静呼気のメカニズムで肺内圧が陽圧になったあとに肺内の空気が急速に呼出することをボイルの法則という → 〇
21 呼吸中枢は視床下部である →×(延髄)
22 安静呼吸の呼気では筋肉は関与しない → 〇
23 普通話声における呼気圧(声門下圧)は100~200㍲㎩である →×(5~10㍲㎩)
24 持続発声時の呼気流率は100~200ml/秒である → 〇
25 横隔膜の運動を中心として行う呼吸様式を複式呼吸という → 〇
どうでしたでしょうか。
基礎科目は本当に大切です!
もう歯科口腔なんかは問題数が少ないので私は直前に詰め込みました( 一一)笑
今回も私の匙加減ですが,誤ってる理由がわからないにしろ15問以上解ければなかなかいいと思います☺
次回!再び!
【言語聴覚士国家試験対策〇×問題 part2 】
言語聴覚士模擬問題
こんにちは,ハルカツです.
今回は問題をとにかく解きたい!という意識の高い方のために言語聴覚士模擬問題を紹介します.
私も国家試験前は問題を解きたくて解きたくて仕方なかったです!笑
そうは言っても過去問も21回分しかないですし,第1回と第21回では内容が全然違うんですよ!!!!!
問題の傾向についていくのも大切ですよ☺
さて,やっていきましょうか~!
答えは見えるところにあるとついつい目に入るので下にまとめて出しておきますね(^^)
第1問 意味ネットワークが成立するのはいつか
1 2歳前半
2 2歳後半~3歳前半
3 3歳後半~4歳代
4 5~6歳
5 6歳以降
第2問 3歳の子どもに適切でないのはどれか
1 KIDS
2 乳幼児精神発達診断検査
3 LCスケール
4 WPPSI知能診断検査
5 KABC-Ⅱ
第3問 自閉症の検査に含まれないのはどれか
1 CARS
2 RAN
3 ADOS
4 PEP-Ⅲ
5 M-CHAT
第4問 DN-CASに含まれないのはどれか
1 同時処理
2 注意
3 ワーキングメモリ
4 継時処理
5 プランニング
第5問 WISC-Ⅳに含まれないのはどれか
1 WMI
2 PSI
3 VCI
4 PRI
5 VRA
第6問 下位検査に「絵の概念」が含まれているのはどれか
1 WISC-Ⅳ
2 KABC-Ⅱ
3 DN-CAS
4 KIDS
5 LCスケール
第7問 正しい組合せはどれか
1 新版K式発達検査 - 知能検査
2 KIDS - 間接質問紙
3 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 - 4つの指標
4 DENVERⅡ - PASS理論
5 DN-CAS - 学習尺度
第8問 問題項目が年齢段階ごとに構成されているのはどれか
1 田中ビネー知能検査Ⅴ
2 WPPSI知能診断検査
3 乳幼児精神発達診断検査
4 KABC-Ⅱ
5 WISC-Ⅳ
第9問 KABC-Ⅱの下位検査はどれか
a 積み木模様
b 語の配列
c 近道さがし
d 語の学習
e 行列推理
1.abc 2.abe 3.ade 4.bcd 5.cde
第10問 KABC-Ⅱの下位検査項目で誤っている組合せはどれか
1 数唱 – 聴覚的短期記憶
2 なぞなぞ – 長期記憶
3 模様の構成 – 流動性知能
4 語の配列 - 聴覚的短期記憶
5 近道さがし – 構成能力
<答え>
第1問 3
これは質問応答関係検査が解く鍵になります
現前(その場のことなら言える)→2歳前半
自己経験・連想(自分が経験したことなら言える)→2歳後半~3歳前半
意味ネットワーク成立(意味的に同じのものどうしの繋がりがわかる)→3歳後半~4歳代
メタコミュニケーション(会話を評価して話す)→5~6歳
第2問 4
WPPSI知能診断検査の適応年齢は3歳10か月~7歳1か月
ちなみに2017年に発行されたWPPSI-Ⅲの適応年齢は2歳6か月~7歳3か月
適応年齢は確実に点数が取れるところなので,もう完璧に丸覚えしましょう.
語呂合わせで覚えるのがいいですよ!
第3問 2
RANはラピットネーミングテストといいます.学習障害の子が適応になります.
自閉症の子の検査は名前を覚えるだけで国家試験は対応できると思います.
第4問 3
ワーキングメモリが含まれるのはWISC-Ⅳなので誤りです.
第5問 5
言語理解(VCI)・知覚推理(PRI)・ワーキングメモリ(WMI)・処理速度(PSI)の4種類ですね.
英語も日本語も覚えておくと役に立ちます.
VRAはちなみに視覚強化式聴力検査です.
第6問 1
下位検査については忘れやすいので国家試験の直前に覚えてもいいと思います.
第7問 2
検査の特徴はざっくりと覚えるだけでも選択肢が絞れます.
第8問 1
第9問 4
第10問 5
KABC-Ⅱの下位検査項目は自分で絵を書いて名前と内容を頭に入れるようにしていました.
KABC-Ⅱや新版K式,WISC-Ⅳは内容も聞かれることが多いので,詳しいところまで覚えておいたほうがいいと思います.
どうでしたか?
今回は小児分野の中でも検査に絞った問題です.
これは私の匙加減ですが,5月の段階では5問ぐらい正解してたら相当知識があるのかな~と思います.
「ナニコレ?シラナイヨ」という内容は付箋に書き込んで国家試験対策の参考書に貼り付けていると忘れたときに見返せるのでおすすめです.
実習で小児の施設などにいった学生さんは国家試験の問題についてクラスメイトに解説を求められることが出てくると思うので覚悟して勉強しましょう!笑
反対に成人しか実習に行っていない人はいっぱい小児の施設にいったクラスメイトに教えてもらいましょう(*^-^*)
私も「小児のことならこの人!」と決めていっぱい教えてもらいましたよ!
これからも続々と問題を更新していこうと考えていますが,それでも物足りない方は大きい本屋さんに行ってみましょう!
私は実習中でも国家試験前でも物足りなくなったときはとりあえず本屋さんに行っていました.
これはPT・OTの参考書なのですが(いつもSTは仲間に入れてもらえませんね),STと共通する科目も多いですよ.
共通科目としては病理学・神経内科学(ギランバレー症候群など)・内科学・精神医学・臨床心理学・リハビリテーション概論です.
この参考書は『臨床医学』ですが,『基礎医学』というものあります.『基礎医学』の方は腕の筋肉だとかSTには理解できない内容ばかりなので注意してくださいね!笑
難易度的にはSTの国家試験より簡単に感じましたが,問われ方が少し違います.
もし過去問だけでは物足りない人は本屋さんで立ち読みしながら解いてみてください.
次回!
【言語聴覚士国家試験対策〇×問題】
【 国家試験合格への道 】
こんにちは!
言語聴覚士の国家試験は2月ですね!!
どのようにお過ごしでしょうか…
今回のテーマは国家試験合格への道です.
養成校によって最後の実習が終わる時期が違いますが,まだ実習が残っている人ばかりだと思います.
ここでお伝えしたいこと
- 実習でも勉強を忘れてはいけない
- 実習を乗り切らないと国家試験は受けられない
詳細について説明しますね!
1.実習でも勉強を忘れてはいけない
なぜなら記憶に残りにくいからです.余裕がある人は別ですが,実習中は毎日生きるのに精一杯ではないですか?笑
実習と同じ分野の勉強をすることは本当に大事です!
例えば,左被殻出血の患者さんを担当にもつことになったとすれば
・被殻ってどこ?
・右片麻痺があるけど麻痺ってどこがやられたらなるんだっけ?
・失語の可能性はある?
・この構音の特徴はタイプでいうとどれにあたるの?
・注意障害があるのはわかるけど4種類のうちどれが障害されてる?
などたくさんわからないことが出てくるはずです.
わからないと思う数は人によって違いますが,
わからないことが少ない ≠ 頭がいい
わからないことが多い = 賢くなれる
なので,わからないことが多い方がいいんですよ!
一つ一つ項目を説明してもいいのですが,今回はひとつふたつ勉強していきましょうか
被殻ってどこなのか…
もちろん脳の中にあるわけですが,脳の中でも大脳基底核ですね.
大脳基底核といえば教科書では水平面の画像が多いと思いますが,前額面だとどの位置にあたるかも知っていると立体で想像できますね.そしてここで被殻と内包が近い場所にあることに気付けるとレベルが高いです.
つまり被殻出血の人で片麻痺があるとすれば,被殻出血の病巣が大きいことで内包が圧迫されていることが想像できるわけです.
あとは血管がどのように通っているかですね.
被殻は中大脳動脈を通っていますが,尾状核は前大脳動脈を通っていますし,視床は後大脳動脈を通ります(厳密には色々と細かいことがありますが国家試験ではこの知識で解けます)
中大脳動脈を通るということは失語症があってもおかしくないですよね!
このあたりも立体で想像できるようになると強いです.
今回は解剖を勉強するうえでおすすめする参考書を紹介します☆
脳の解剖について勉強したいなら,絶対にこれです!
まとまっていて本当にわかりやすいです!!実習でも重宝しました!!
持っていない方は是非手に取ってみてください,言語聴覚士にとって役に立つ本になってます.
呼吸器疾患からくる嚥下について考えたい方はこちらも!
国家試験では呼吸器は基礎の基礎しかでないので,少し余裕があって勉強したい方などにはいいと思います!
これはおまけですが,解剖について本当に深堀りして勉強したい人はこちらですね.
私は金銭面で諦めましたが,クラストップの友人がもっていたので,よく貸してもらって勉強しました!これはハイレベルな解剖なので,『病気がみえる』を見て理解してから考えてもいいかもしれません(*^-^*)
このように勉強していくことで知識は本当に深まります!!
実習では患者さんと実際に関わることになりますが,患者さんのことをよく観察してください.
そしてわからないことはどんどん調べましょう!
うまくヒットしないことだってあります.
そういうときはバイザーに聞くのもいいですし,教えてもらえない場合(笑)は私に聞いてもらえたら一緒に考えますよ(^^)笑
2.実習を乗り切らないと国家試験は受けられない
もう本当に実習頑張ってください,応援しています.
実習を乗り切れなかった場合は,もう一年後輩たちと授業を受けて再び実習という地獄が待っています.
反対に実習を乗り切って卒業さえできれば,国家試験は何度でも受けることができます.
実習は強引にでも乗り越えるしかないんです.
私も3回実習にいったわけですが,もう厳しさの度合いが相当違いましたよ!
また,実習のお話は別の機会に残しておきます.笑
嫌われてもいいです.
おこられてもいいです.
頭が悪いと思われてもいいです.
いやなことがあっても,実習には終わりがあります.なので,やることやって,笑顔で挨拶をして実習を乗り越えてくださいね!
そして実習が終われば,
勉強だけする!!!!!
とにかくたくさんの知識をつけてとにかくとにかく覚える.
人によって勉強の仕方が違いますが,私はガッツリやりたいときは1人で勉強,休みたいときは友達と勉強していました.
毎日勉強する前にスケジュールを作ります.
そうすると時間を見て満足感が得られますし,自分が覚えるのにどのぐらいの時間がかかるのか,どこまで理解しているか,集中できる時間はどのぐらいかがわかってきます.
これは結構重要ですよ!
自分を知って自分をコントロールしましょう!!
国家試験に合格できなかった人は自分の勉強法が最後までわかっていなかった人も多かったです.
私は自分をコントロールすることができたので,週に一回ある模試が終われば必ずお酒飲んでましたし,国家試験の一週間前までは週に1回か2回になるように調整してアルバイトを続けていました.
もちろんクラスメイトとの関係も大事です.
国家試験対策において資料や情報の共有は欠かせないですからね!
皆さんが全力で勉強できるよう祈っています(^^)☆
以上,国家試験合格への道でした.
次回!
【言語聴覚士模擬問題】
言語聴覚士ってどんな仕事?
こんにちは!
言語聴覚士(ST)1年目,ハルカツです(^^)
ただ言語聴覚士といってもどんな仕事かわからない人もいらっしゃると思いますので,少し説明したいとおもいます!
簡単にいうと…
リハビリの仕事☺☺
リハビリをする仕事は大きく3種類です
本当にザックリした説明ですが,言語聴覚士は言葉のリハビリということになりますね!
詳しく言語聴覚士の活躍できる場面を伝えますと…
- 脳の障害(脳出血や脳梗塞)の後遺症による言葉の出にくさに対するリハビリ
- 脳の障害の後遺症や認知症,加齢による飲み込みにくさに対するリハビリ
- 自閉症や知的障害など発達が遅れている子どもへの支援
- 難聴に対する補聴器や人工内耳の調整 などなど
言語聴覚士といっても対象者は子どもから高齢者まで幅広いです.
私がこの仕事で重要だと思うことは,
『関わるごとに微調整をして良い方向にもっていく』ということです.
「みんなちがってみんないい」という言葉があるように,教科書通りの人なんて本当にいないものです.
例えばです
お弁当を作るとしましょう.
自分のために作るお弁当と,人のためにつくるお弁当だと中身が違いますよね.
人にお弁当を作るときは相手の好きな食べ物や嫌いな食べ物を考えるはずです.
日によっても違うはずです.体調が悪いと言っている人に唐揚げとか焼き肉ばっかりはいれませんよね?
私が体調悪い時にそんなことされたら,においだけで倒れます!笑
リハビリでも同じことが言えます.
患者さんが落ち込んでいるときには,内容をがらっと変えることもありますし,会話してリハビリを終えることもあります.
難易度も毎回できているなら少し難しくしたり,回数を調整したりと決して同じようにはしません.もちろん数値として出したいのであれば同じ状況を作り出すことも必要にはなりますけどね!
決して単純作業ではないので,やりがいがあって楽しいですよ(*^-^*)
この資格をとるためには
- 学校に行く
- 実習をする
- 国家試験に受かる
これがもう必須になります!
実習で苦労した話や国家試験の話は話すと終わらないので,今回はこのあたりで終わっておきます.
次回!!
【 国家試験合格への道 】をお伝えします!